【2021年最新】テニス・ウィンブルドンの歴代優勝者&日本人成績

テニスの国際大会の中でも、最も知名度が高い大会として知られるウィンブルドン。「普段テニスはあまり見ない」という方でも、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?ウィンブルドンは歴史ある大会であることから、他の大会にはないユニークなルールが存在し、ファンの間では「最難関」と言われることも少なくありません。

そこでこの記事では、ウィンブルドンならではのポイントや開催情報、さらに名誉ある栄冠を手にした歴代優勝者をご紹介します。ウィンブルドンは世界で最も有名なテニスの国際大会であるからこそ、毎年熾烈な戦いが繰り広げられます。テニス初心者の方にとっては特に入り込みやすい大会ですので、ぜひウィンブルドンならではの楽しみ方を身につけましょう。

テニス・グランドスラムの一つウィンブルドン(全英オープン)とは?

ウィンブルドンは、テニスのグランドスラム(四大大会)にも数えられる名誉ある国際大会の一つ。グランドスラム(四大大会)の一覧と開催時期は、それぞれ下記の通りです。

  • 全豪オープン:1月
  • 全仏オープン:5~6月
  • 全英オープン(ウィンブルドン):6~7月
  • 全米オープン:8~9月

ウィンブルドンは全仏オープンと全米オープンに挟まれ、シーズンのちょうど中盤に行われる大会です。まずはウィンブルドンの開催場所や開催時期など、基本情報を確認しておきましょう。

ウィンブルドンは正式名称ではない

ウィンブルドンは1877年に始まった世界最古のテニストーナメント。もともとウィンブルドンとは大会が開催されるロンドンの地名であり、意外にも正式名称ではありません。正式名称は「ザ・ローン・テニス・チャンピオンシップ」で、これは「芝のテニス選手権」を意味しています。

一般的にテニスの国際大会は各国のテニス協会が主催しますが、ウィンブルドンの主催者はオール・イングランド・テニスクラブという組織です。そのため、他の大会のように「全英オープン」と呼ぶのは間違いだと指摘する声も少なくありません。地名がそのまま大会名となるのはきわめて珍しく、歴史と伝統のあるウィンブルドンならではの特権と言えるでしょう。

開催時期は6~7月

ウィンブルドンが開催されるのは、6月最後の月曜日から2週間後の日曜日までと決められています。ウィンブルドンならではのユニークな慣習が、開催7日目の日曜日「ミドル・サンデー」。この日は伝統として試合を行わないことが定められており、選手の休養日と位置付けられています。

しかし、近年は天候不順などによりミドル・サンデーにも試合を開催せざるを得ない年が目立ち、月曜日に試合が集中するという点が問題視されていました。そのため、2022年よりこのミドル・サンデーは廃止され、全14日間の日程で大会が開催されることが決まっています。また、6月のイギリスは日没時間が21時と遅く、試合が遅くまで行われるという特徴があります。センターコートにはナイター設備がありますが、基本的には補助的にしか使われません。

開催場所はイギリス・ロンドン

ウィンブルドンが開催されるのは、イギリスの首都ロンドン。ウィンブルドンはロンドン南西部にある地区の名前で、「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケ・クラブ」という会場で行われます。テニスコートは全部で19面あり、センターコートには2009年に引き込み式の屋根が設置されました。そのため、現在は雨天など天候条件に左右されにくい快適な環境が確保されています。

ウィンブルドンで注目すべき3つのポイント

ウィンブルドンは歴史と伝統のある大会であるからこそ、ユニークな特徴も見られます。ここではテニス初心者の方が特に注目すべき3つのポイントを解説しましょう。

1. グラスコート(芝)はグランドスラム最難関?

ウィンブルドンは「ザ・ローン・テニス・チャンピオンシップ(芝のテニス選手権)」という正式名称の通り、コートが芝でできています。グラスコート(芝)を採用しているのはグランドスラムの中でウィンブルドンだけであり、主に下記のような特徴があります。

  • 球足が速い
  • バウンドが低い
  • 足元が滑りやすい
  • ボールがイレギュラーしやすい

ウィンブルドンのグラスコートは球速が速いことから、守備よりも攻撃の方が有利だと考えられています。そのため、全体的に試合時間は短くなることが多く、選手としては体力よりもサーブやネットプレイといった技術力が求められる大会と言えます。

2. 選手は白いウェア着用が義務

ウィンブルドンで試合や練習を行う際は、選手は白いウェアを着用する事が義務づけられています。これは女子シングルス部門の初代優勝者となったモード・ワトソン(イギリス)が白いウェアを着用していたことに由来しており、色だけでなく形状も細かく指定されています。

2012年のロンドン五輪ではウィンブルドンでテニス競技が開催されましたが、その時は各国のカラフルなユニフォームを着用することが例外的に認められました。しかし、そうしたよほどのイレギュラーなケースを除いては、選手が白以外のウェアを着用することは認められていません。実際に過去には服装違反により厳重注意を受けた選手も存在し、数あるテニスの主要国際大会の中でも、服装が厳格に指定されているのはウィンブルドンだけと言えます。

3. イギリス勢の苦戦は「ウィンブルドン現象」とも

もともとはイギリス国内の選手権として始まったウィンブルドンですが、外国人選手の参加を受け入れ始めてからはイギリス人選手が優勝できない時代が長く続きました。これは「ウィンブルドン現象」「ウィンブルドン効果」と呼ばれ、門戸を開放したことにより自国の選手が勝てなくなる現象を指す言葉として使われます。たとえば、モンゴル勢の優勝が続く日本の相撲界も、まさに「ウィンブルドン現象」の一つと考えられるでしょう。

男子シングルスでは2013年にアンディ・マリーが優勝するまで、実に77年間もイギリス人選手が優勝できないという期間が続きました。さらに女子シングルスも、1977年から40年以上もイギリス人優勝者が出ていません。あくまでジンクスの要素が強いとはいえ、イギリス勢にとっては何かと逆風やプレッシャーの大きい大会であると言えそうです。

ウィンブルドン(男子・女子)の歴代優勝者【2021年最新】

歴史と伝統がつまったウィンブルドンでは、世界トップクラスの名プレーヤーたちがしのぎを削っています。ここではウィンブルドンの長い歴史の中でも直近の10年間にスポットライトを当て、男子シングルス・女子シングルスの優勝者をご紹介しましょう。

歴代優勝者と優勝賞金

過去10年間におけるウィンブルドンの優勝者は下記の通りです。2020年は新型コロナウイルスの影響により、大会が中止となりました。

男子女子
2012年ロジャー・フェデラー(スイス)セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2013年アンディ・マリー(イギリス)マリオン・バルトリ(フランス)
2014年ノバク・ジョコビッチ(セルビア)ペトラ・クビトバ(チェコ)
2015年ノバク・ジョコビッチセリーナ・ウィリアムズ
2016年アンディ・マリーセリーナ・ウィリアムズ
2017年ロジャー・フェデラーガルビネ・ムグルサ(スペイン)
2018年ノバク・ジョコビッチアンゲリク・ケルバー(ドイツ)
2019年ノバク・ジョコビッチシモナ・ハレプ(ルーマニア)
2021年ノバク・ジョコビッチアシュリー・バーティ(オーストラリア)

男子で圧倒的な強さを見せているのが、世界ランキング1位のジョコビッチ選手。2018年からの大会3連覇を含み、過去10年間で5度の優勝者を果たしています。また、2021年の優勝賞金は170万ポンドで、日本円に換算すると約2億6000万円にあたります。2019年の235万ポンド(約3億5000万円)に比べると減少してはいますが、それでも世界トップクラスの大会賞金であることは間違いありません。

男子シングルスの最多優勝はフェデラー

ウィンブルドンの男子シングルスにおいて、最も多い優勝回数を記録しているのがフェデラー選手です。フェデラー選手は2017年までに計8回のウィンブルドン制覇を成し遂げており、ウィンブルドンだけで101勝と圧巻の100勝越えを記録しています。大会3連覇を成し遂げているジョコビッチ選手は、現在ウィンブルドンの優勝は6回。ジョコビッチ選手がフェデラー選手の8回に追いつくのかも、今後のウィンブルドンの注目ポイントと言えるでしょう。

【日本人選手の成績】大坂なおみ選手

続いて、気になる日本人選手の成績も振り返ってみましょう。日本の女子テニス界のエースと言える大坂なおみ選手は過去に4回ウィンブルドンに出場しており、2017年、2018年の3回戦敗退が最高成績です。2021年には東京五輪に向けてウィンブルドンを欠場したものの、東京五輪ではまさかの第3ラウンド敗退。ケガや精神的疲労からの回復が期待されています。

【日本人選手の成績】錦織圭選手

一方、男子の錦織圭選手は、2018年と2019年の2年連続でベスト8入りを果たしており、通算22勝11敗という好成績を残しています。特に全米オープンのイメージが強い錦織圭選手ですが、ウィンブルドンとの相性も決して悪くはありません。2021年大会は2回戦敗退という結果に終わりましたが、怪我からの完全復活が見られるのもそう遠くはないでしょう。

テニス・ウィンブルドンの視聴方法はNHKかWOWOW

ウィンブルドンの熱戦は、日本国内ではNHKとWOWOWの2つで中継されています。NHKなら地上波のNHK総合で視聴可能なため、新しくテレビ回線を契約する必要もありません。ただしNHKは決勝戦をのぞき録画での放送が基本となるため、「ライブで試合を見たい」という人は1回戦から中継を行っているWOWOWを選ぶと良いでしょう。また、優勝予想を行うにはトーナメント表である「ドロー表」を活用すると便利です。ドロー表ではシード選手や各選手の勝ち上がりが一目瞭然なため、一戦一戦の勝敗を予想しながら優勝者を占うことができます。

ウィンブルドンは歴代や伝統が詰まった大会であるからこそ、選手たちの意気込みも並大抵ではありません。ぜひウィンブルドンならではのユニークな特徴にも注目しながら、「最難関」とも言われるウィンブルドンの優勝者を予想してくださいね!

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