野球賭博というワードをニュースで聞いたことがある方は多いと思います。特に1970年前後の「黒い霧事件」、2015、16年に起きた「巨人所属選手の野球賭博事件」などが有名で、多くの野球ファンにとって忘れられない出来事となりました。
世界的に有名なのはメジャーリーグ(MLB)最多となる4256安打を記録しているピート・ローズ氏の野球賭博事件。イチロー選手が日米通算で同氏の記録を抜くときにメディアに対して批判的な意見を述べたことで、日本でも一躍有名になったMLBのレジェンドです。ローズ氏はシンシナティ・レッズの監督を務めていた1989年に野球賭博への参加が発覚し、MLBから永久追放。偉大な記録を残す名選手の意外な結末に全米が衝撃を受けました。
八百長を避けるために選手や監督の関与は絶対に許されませんし、「野球賭博」というワードに怖い、危ないといったマイナスイメージを持つ方も多いと思います。しかし、野球の試合に賭けるのはブックメーカーが日常に溶け込んでいる欧米では当たり前の光景でもあるので、今回はブックメーカーとの違いも踏まえて「野球賭博」を説明していきたいと思います。
野球賭博で世間を騒がした2大事件
70代以上の方だと野球賭博といえば「黒い霧事件」の印象が強いかもしれません。西武の前身となる西鉄ライオンズを中心とした複数の選手が暴力団関係者と接触し、金銭を受け取る代わりにわざと試合に負ける八百長を行いました。結果として永易将之(元西鉄)など6選手が永久追放となり、国会でも取り上げられた大事件として知られています。
歴史上で最も大きな野球賭博事件はこの「黒い霧事件」なのですが、2000年以降に絞ると「大相撲野球賭博事件」「巨人所属選手の野球賭博事件」が有名でしょう。今回はこの2つの野球賭博事件を振り返ります。
大相撲野球賭博事件
大相撲野球賭博事件とは2010年に大相撲の力士、年寄などが野球賭博に関与していたことが明らかとなった事件です。当時の大関・琴光喜が暴力団関係者と金銭トラブルがあると週刊誌が報じると、警視庁及び相撲協会は大規模な調査を行い、最終的に琴光喜、大嶽親方(元関脇・貴闘力)の2人が解雇処分。30人近い力士、親方が謹慎処分を受けるという相撲史に残る大事件となりました。なお、相撲協会は野球賭博事件の捜査過程で八百長も発覚しています。
琴光喜は野球賭博で大きく勝っていたようですが、賭博の関係者に脅され口止め料として1億数千万円を要求されていたようです。本人は解雇処分を不当として協会と係争していましたが、東京高裁で敗訴しました。
巨人所属選手の野球賭博事件
2015年、読売ジャイアンツの2軍練習後に不動産会社の元社員が福田聡志に借金の取り立てに来たことで同選手の野球賭博関与が発覚。日本プロ野球機構も調査を行い、2008年ドラフト5位の笠原将生、2011年ドラフト1位の松本竜也の関与も認定されました。野球賭博だけでなく闇カジノへの出入りも明らかとなり、巨人は福田、笠原、松本との契約解除及び原沢球団代表の引責辞任を発表しています。
翌年には2011年ドラフト4位の高木京介投手も野球賭博に関わっていたことが新たに分かり、高木の契約解除、白石興二郎オーナー、桃井恒和会長、渡邊和雄最高顧問の引責辞任が追加で発表されました。なお、高木投手は1年間母校である国学院大学で練習を続け、2017年には失格処分が解除。育成選手として読売ジャイアンツとの再契約となりました。
野球賭博はなぜ違法?ブックメーカーとの違い
日本では基本的に公営ギャンブル以外は認められていませんが、なぜ「野球賭博」は厳しく取り締まられて、「ブックメーカー」は問題とならないのでしょうか。
ブックメーカーはイギリスを中心に政府がライセンスを発行する合法的なギャンブルです。日本で違法賭博が成立するには、賭博を提供する側(胴元)と賭ける側(プレイヤー)双方が国内で違法賭博行為を行う必要があり、海外で正式な認可を受けて営業しているブックメーカーを取り締まるのは不可能と言われています。
一方で「野球賭博」は国内で違法に行われているケースが多く、その胴元に暴力団関係が深く関わっているのは有名な話です。野球賭博の取り締まりに警察が力を入れているのも、違法賭博への警戒より「暴力団の資金に繋がる」という部分を問題視しているように感じます。いずれにせよ、胴元もプレイヤーも国内で成立しているギャンブルは即アウトとなりますので、皆さん気を付けてくださいね。
ブックメーカーの違法性について解説【2020年安心してプレイするために】
野球賭博は違法、ブックメーカーは日本でも人気
イギリス発祥で欧州を中心に発展したブックメーカーではサッカーや競馬の印象が強いですが、北米やアジアでもプレイヤーが増えた現在では野球も人気スポーツの一角を担っています。MLBはシーズンの全試合からワールドシリーズまで完全網羅。日本のプロ野球もシーズンからプレイオフ、日本シリーズまで全試合が賭けの対象となり、多くの日本人プレイヤーが予想を楽しんでいるのです。
ブックメーカーには上場している大企業も多いですが、全ての運営会社が信頼できるわけではありません。野球賭博のように国内で違法に運営しているところもありますし、信頼度の低いライセンスで運営しているところ、運営元が怪しいブックメーカーなどが多数存在しているのも事実です。
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