FIFAワールドカップ2022で日本はスペインと対戦し、ブックメーカーのオッズが大きな注目を集めました。アジアの強豪として知られている日本ですが、同じグループEのスペインは2010年にW杯を優勝し、3度の欧州王者に輝いた実績を持つ強豪です。日本代表は6大会連続のW杯出場となりますが、サッカー文化の差においては未だ大きな開きがあります。日本対スペインはブックメーカー各社もオッズをワールドカップ開幕前に公開しましたが、どこもスペインが圧倒的に優位との評価。日本の勝利は誰が見ても難しい状況でした。
2022年12月2日、ハリーファ国際スタジアムで行われたワールドカップのグループE3戦目で再び奇跡が起こりました。日本代表がスペイン代表を相手に1-2というスコアで勝利を挙げ、ドイツ戦に続き世界が驚く大金星を挙げたのです。この記事では日本代表とスペイン代表の過去の対戦成績や出場選手、ブックメーカーオッズを紹介しながらFIFAワールドカップ2022の日本対スペインの試合を解説していきます。
FIFAワールドカップ2022をブックメーカーオッズで解説FIFAワールドカップ2022のブックメーカーオッズについて分かりやすく解説しています。日本代表も参加するサッカーワールドカップに向けてブックメーカーはオッズを公開しており…>>続きを読む日本代表対スペイン代表の通算成績と出場メンバー
日本代表とスペイン代表の通算成績は1勝1敗です。これはFIFAワールドカップ2022での結果を既に反映したもので、A代表の試合に限定したものとなります。日本とスペインがカタールW杯以前にサッカーワールドカップで過去に対戦したことはなく、国際親善試合で1度対戦したことがありました。日本代表とスペイン代表にはどんな歴史があるのか、対戦した試合の結果とスターティングメンバーを紹介していきます。
2001年国際親善試合
日本代表とスペイン代表は2001年の国際親善試合で対戦。4月にスペイン・コルドバで行われたこの試合は日本代表にとって母国開催となる日韓ワールドカップに向けて重要な強化試合となりました。3-5-2のフォーメーションで挑んだ日本代表でしたが、守備に重きを置いて実質的な5-4-1で終始守備に徹するだけの試合となってしまいました。スペインがゲームを支配する中で必死に守り続ける日本。しかし、0-0のまま迎えた後半アディショナルタイムに中田浩二のクリアから奪われると、途中出場のバラハにこれを決められました。
結果は0-1でスペイン代表が勝利。後半終了間際に多くの選手を交代するなど采配に批判もあがったこの試合ですが、トルシエ監督にとっては強豪相手にいかに守るかを実践するための強化試合だったようです。この国際親善試合での日本とスペインのスターティングメンバーは以下の通りです。
日本代表
- GK 川口能活
- DF 森岡隆三
- DF 中田浩二
- DF 上村健一
- MF 服部年宏
- MF 波戸康広
- MF 稲本潤一
- MF 伊藤輝悦
- MF 名波浩
- MF 中田英寿
- FW 高原直泰
スペイン代表
- GK サンティアゴ・カニサレス
- DF セルジ・バルフアン
- DF マヌエル・パブロ
- DF パコ・ヘメス
- DF ミゲル・アンヘル・ナダル
- MF ペップ・グアルディオラ
- MF イバン・エルゲラ
- MF ガイスカ・メンディエータ
- MF ペドロ・ムニティス
- FW ラウール・ゴンサレス
- FW サルバ・バジェスタ
FIFAワールドカップ2022グループステージ
日本対スペイン2回目の対戦となったのがFIFAワールドカップ2022のグループステージ第三戦。前評判では当然のようにスペインが優勢とされていましたが、日本が歴史に残る勝利をあげてくれました。日本代表は3バックでこの試合に挑みましたが、長友と伊藤が常に下がって5バックのような陣形に。今回は遠藤航に代わり田中碧がスタメンに名を連ね、守田・田中と川崎フロンターレ時代の再現となっています。
前半はスペインがゲームを支配し11分にアルバロ・モラタが決めて先制。何もできないままHTを迎えた日本ですが、後半開始早々に堂安律の同点ゴールで追いつくと、その3分後に田中碧のゴールで2-1と逆転に成功しました。本来であればポゼッションサッカーで終始ボールを持ちたいスペインですが、日本代表のカウンターが脅威となりセンターバックがそこまで前に出れません。日本代表の献身的なプレスに明らかにスペインは対応が遅れていました。勝利を目指すスペインですが同点ゴールは生まれずに日本が2-1で勝利。2位にはスペインが入り、決勝トーナメントを決めています。強豪ドイツは4-2でコスタリカを破ったものの敗退が決定。死のグループとされたグループEはダークホースの誕生により波乱の結末となりました。ちなみに、W杯で優勝国を2つ破ったのは日本がアジアで初。アジアサッカーの成長を世界に示した形となりました。
日本代表
- GK 権田修一
- DF 谷口彰悟
- DF 吉田麻也
- DF 板倉滉
- MF 長友佑都
- MF 田中碧
- MF 守田英正
- MF 伊藤純也
- MF 久保建英
- MF 鎌田大地
- FW 前田大然
スペイン代表
- GK ウナイ・シモン
- DF アレハンドロ・バルデ
- DF ロドリゴ・エルナンデス
- DF セサル・アスピリクエタ
- DF パウ・トーレス
- MF ガビ
- MF セルヒオ・ブスケツ
- MF ペドリ
- FW ニコ・ウィリアムズ
- FW ダニ・オルモ
- FW アルバロ・モラタ
日本対スペインのブックメーカーオッズ|FIFAワールドカップ2022
FIFAワールドカップ2022で日本対スペインのブックメーカーオッズについて紹介します。12月2日に行われた日本対スペインの試合開始前にブックメーカーを確認したところ、スペイン代表の勝利に1.46倍のオッズ、日本代表の勝利に6.80倍のオッズ、引き分けに4.50倍のオッズが設定されていました。これはドイツ戦の時とほぼ同じオッズ。ドイツ戦で金星をあげたことを考えればもう少し差がなくても不思議ではありませんが、コスタリカ戦で再度評価が戻ってしまったのでしょう。日本代表の評価が下がるのが残念ですが、賭けるサポーター側からすればこれは大きなプラス。日本代表の勝利に賭ければ非常に旨味のあるオッズ状況と言えそうです。
スペインが前半戦を支配し、モラタの先制ゴールが入ってからはスペインのオッズがさらに下がりました。日本代表のオッズは逆に上がっていましたね。前半戦の内容には圧倒的な差があり、ブックメーカーのオッズ変動も納得でしたね。しかし、後半に入って開始3分で堂安律が同点ゴールを決めると状況は一変します。日本代表のオッズが下がり、スペイン代表のオッズが上がる間もなく田中碧の次のゴールが決まったのです。ブックメーカーは日本のtotoや競馬とは違って胴元が大きく損をする可能性があるので、トレーダーはなるべくそのリスクを最小限にするべく調整するのですが、逆転までの展開が速かったのでオッズを設定する側も大変だったかと思われます。
オッズは逆転して日本が低く設定されたのですが、引き分けのオッズがそこまで上がらなかったのは、スペインが同点弾を決める可能性が高いとブックメーカーが判断したからでしょう。本来の実力差には大きな開きがあるので当然のことと言えますが、結果はご存じの通り逃げ切り。日本が首位通過を決めました。ちなみに、「日本とスペインがグループEから決勝トーナメントに進む」というオッズも開幕前に公開されており、それには8.50倍前後のブックメーカーオッズが設定されていました。
日本代表のサポーターの中にはドイツ戦の例もありますし、日本代表を応援する意味でもブックメーカーで日本代表勝利に賭けてた人は多かったと思います。直前の段階で6.80倍のオッズですから、開幕前のオッズではより魅力的なオッズが設定されていたはずです。ブックメーカーのオッズは試合との連動を眺めているだけで楽しめるものです。これから決勝トーナメントが始まりますので、サッカーが好きな方はFIFAワールドカップの新たな楽しみ方として、日本対スペインのように試合でのオッズ連動を楽しんでみると面白いかもしれません。
日本対ドイツでブックメーカーが大荒れ|W杯2022FIFAワールドカップ2022で日本代表はドイツ代表と対戦し、ブックメーカーのオッズが大きな注目を集めました。日本代表は6大会連続のサッカーW杯出場とアジアでは強豪の地位を…>>続きを読む