2022年11月20日から12月18日にかけて、4年に1度の祭典ともいえる 第22回2022 FIFAワールドカップ・カタールがいよいよ開幕します。
なお、中東で開催されるのは今回が初であり、アジア圏では2回目の大会です。
本記事では、ワールドカップにおいてフェアプレー賞を受賞するなど、クリーンなプレーとして知られる「スペイン代表」のワールドカップの歴史及びその軌跡を紹介します。
2022 FIFAワールドカップ・カタールでは、12/2 (金)・グループEにて対日本戦が行われるため要注目です。
FIFAランキング TOP25
まずは、最新の世界FIFAランキングを見てみましょう。なお、国名の右に記載がある数値はこれまでの成績を元にしたポイントを表します。
世界FIFAランキング TOP25 (8/25更新)
1 ブラジル 1837.56
2 ベルギー 1821.92
3 アルゼンチン 1770.65
4 フランス 1764.85
5 イングランド 1737.46
6 スペイン 1716.93
7 イタリア 1713.86
8 オランダ 1679.41
9 ポルトガル 1678.65
10 デンマーク 1665.47
11 ドイツ 1658.96
12 メキシコ 1649.57
13 ウルグアイ 1640.95
14 アメリカ合衆国 1635.01
15 クロアチア 1632.15
16 スイス 1621.43
17 コロンビア 1604.07
18 セネガル 1584.59
19 ウェールズ 1582.13
20 スウェーデン 1563.44
21 ペルー 1562.24
22 イラン 1558.64
23 モロッコ 1558.35
24 日本 1554.69
25 セルビア 1549.53
スペインはFIFAランキングにおいて、6位と高上位であることがわかります。一方で日本は24位です。
スペインにおけるFIFAワールドカップの軌跡
La Furia Roja (赤い怒り) の愛称としても知られるスペイン代表 (日本における愛称は無敵艦隊) ですが、過去のワールドカップにおける歴代監督や戦績、そしてその歴史を詳しく見ていきましょう。
1934 FIFAワールドカップ
スペインは、第1回目の1930 FIFAワールドカップに不参加でしたが、第2回1934 FIFAワールドカップで初参加します。結果は、チーム数16中のベスト8という戦績を残しました。
なお、1930年代後半にかけて、スペインでは内乱が勃発していたため、1938 FIFAワールドカップには参加しておりません。
1950 FIFAワールドカップ
予選では、ポルトガルに1勝1分で勝利し、本戦出場となります。1950 FIFA ワールドカップは、ワールドカップ史上一度のみのリーグ方式に則って、優勝が決定されました。各々のグループトップであるブラジル、スウェーデン、ウルグアイ、スペインによって競われましたが、連敗に終わったため4位という戦績に終わります。なお、1950 FIFAワールドカップから60年間に及んで、この戦績を越すことはできませんでした。
1962 FIFAワールドカップ
本大会に出場を果たすものの、グループリーグ戦にて、メキシコに勝利しますが、チェコスロバギア、ブラジルに敗北し1勝2敗で敗退に帰します。
1966 FIFAワールドカップ
1962年と同様に、本大会に出場を果たしますが、グループリーグ戦にて、スイスに勝利しますが、アルゼンチン、西ドイツに敗北し1勝2敗で敗退に帰します。
1978 FIFAワールドカップ
1962年、1966年と同様に、本大会に出場を果たしますが、グループリーグ戦にて、スウェーデンに勝利しますが、オーストラリアに敗北、ブラジルと引き分けになり1勝1敗1分で敗退に帰します。
1982 FIFAワールドカップ
1982 FIFAワールドカップ開催国として、スペインが1976年に正式に決定されます。監督はホセ・サンタマリアであり、勝ち筋の見込みが望まれていました。1次リーグ戦を突破したものの、2次リーグ戦にて西ドイツに敗北、イングランドと引き分けになり0勝1敗1分で敗退に帰します。
1986 FIFAワールドカップ
1982年にミゲル・ムニョス監督がスペイン代表に就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、ブラジルに敗北したものの、アルジェリア、北アイルランドに勝利し2勝1敗で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でデンマークに勝利しますが、準々決勝でベルギーにPK戦で敗北したため、ベスト8進出で終幕します。
1990 FIFAワールドカップ
ルイス・スアレス監督が就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、ウルグアイと引き分けだったものの、韓国、ベルギーに勝利し2勝1分で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でユーゴスラビアに敗北したため、ベスト16進出で終幕します。
1994 FIFAワールドカップ
1992年にハビエル・クレメンテ監督がスペイン代表に就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、韓国、ドイツと引き分けだったものの、ボリビアに勝利し1勝2分で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でスイスに勝利しますが、準々決勝でイタリアに敗北したため、ベスト16進出で終幕します。
1998 FIFAワールドカップ
引き続き、ハビエル・クレメント監督が指揮を取り、本大会に出場を果たすものの、グループリーグ戦にて、ブルガリアに勝利しますが、スペインに敗北、パラグアイと引き分けになり1勝1敗1分で敗退に帰します。
2002 FIFAワールドカップ
2000年にホセ・アントニオ・カマーチョ監督がスペイン代表に就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、スロベニア、パラグアイ、南アフリカ共和国に勝利し3勝で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でアイルランドに勝利しますが、準々決勝で韓国に敗北したため、ベスト8進出で終幕します。
2006 FIFAワールドカップ
UEFA EURO 2004年大会終了後、ルイス・アラゴネス監督が就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、ウクライナ、チュニジア、サウジアラビアに勝利し3勝で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、フランスに敗北したため、ベスト16進出で終幕しましたが、フェアプレー賞を受賞しました。
2010 FIFAワールドカップ
2006 FIFAワールドカップ終了後ルイス・アラゴネス監督によって、ショートパスを中心とした「ティキ・タカ」と呼ばれる、選手間におけるテンポの良い連携を重要視した戦法を打ち立てました。
2008年にはビセンテ・デル・ボスケ監督がスペイン代表に就任します。なんと予選では10戦全て勝利を収めて、本大会に出場を果たしました。グループリーグ戦では、スイスに敗北しましたが、ホンジュラス、チリに勝利し2勝1敗で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でポルトガルに勝利、準々決勝でパラグアイ、準決勝でドイツに勝利し、決勝戦へと進出します。決勝はオランダ戦であり、前半後半で点差が開かず延長戦に持ち込まれます。セスク・ファブレカスによるパスを受け取ったアンドレス・イニエスタがゴールを決め、見事決勝に勝利し、優勝を飾りました。ベスト4を越したのは1950 FIFAワールドカップ以来60年ぶりです。なお本大会でスペインは、決勝最多イエロー・レッドカード数、初めてラウンド16から決勝戦まで無失点で駆け抜けた国、など様々な記録を樹立しました。
2014 FIFAワールドカップ
本大会に出場を果たすものの、グループリーグ戦にてオーストラリアに勝利しますが、オランダ、チリに敗北し1勝2敗で敗退に帰します。2010年は見事優勝に至りましたが、出場選手達のコンディションやプレイミスによって、開幕直後から2連敗となりワールドカップ史上初の出来事として知られることになりました。
2018 FIFAワールドカップ
2016年フレン・ロペテギ監督がスペイン代表に就任し、本大会に出場を果たします。グループリーグ戦では、ポルトガル、モロッコと引き分けだったものの、イランに勝利し1勝2分で決勝トーナメント進出に至りました。決勝トーナメントでは、ラウンド16でロシアに敗北したため、ベスト16進出で終幕します。
歴代のスペイン代表3選
上記で過去のワールドカップの戦績を紹介してきましたが、歴史的なスペイン代表3選を見ていきましょう。
アンドレス・イニエスタ
イニエスタのポジションはMFです。パスの能力が優れており、コントロール技術に長けている選手です。攻撃力、守備力が共に高く、得点することも可能なパーフェクトなプレイヤーと言えるでしょう。
セルヒオ・ラモス
ラモスのポジションはDFです。ヨーロッパ選手で180試合という最も多い出場回数を誇ります。ストライカーとしての経験もあるため、得点力が非常に高いことでも知られます。空中戦、地上戦共に活躍を見せていました。
ジェラール・ピケ
ピケのポジションはDFです。守備力が高く、ボールをキープする技術が高いです。パスミスも少なく、安定感が抜群な選手といえます。193 cmという高身長を活かし、フィジカルなプレーによって相手を跳ね除けることが可能です。
【2022 FIFAワールドカップ・カタール】スペイン 代表メンバー一覧
それでは、11月に開催される2022 FIFAワールドカップ・カタールのスペイン代表を紹介しましょう。なお、カッコ内は選手が所属するプロサッカーチームです。
FW
フェラン・トーレス (バルセロナ)
マルコ・アセンシオ (レアル・マドリード)
アルバロ・モラタ (アトレチコ・マドリード)
パブロ・サラビア (パリ・サンジェルマン)
ニコ・ウィリアムズ (ビルバオ)
ジェレミ・ピノ (ビリャレアル)
ボルハ・イグレシアス (ベティス)
MF
ガビ (バルセロナ)
セルヒオ・ブスケツ (バルセロナ)
ペドリ (バルセロナ)
ロドリゴ・エルナンデス (マンチェスター・シティー)
カルロス・ソレール (パリ・サンジェルマン)
コケ (アトレチコ・マドリード)
マルコス・ジョレンテ (アトレチコ・マドリード)
DF
ジョルディ・アルバ (バルセロナ)
エリック・ガルシア (バルセロナ)
ウーゴ・ギジャモン (バレンシア)
ホセ・ルイス・ガヤ (バレンシア)
パウ・トーレス (ビリャレアル)
ディエゴ・ジョレンテ (リーズ)
ダニ・カルバハル (レアル・マドリード)
セサル・アスピリクエタ (チェルシー)
GK
ウナイ・シモン (ビルバオ)
ダビド・ラヤ (ブレントフォード)
ロベルト・サンチェス (ブライトン)
監督
ルイス・エンリケ
【2022 FIFAワールドカップ・カタール】スペイン代表 注目選手
2022 FIFAワールドカップ・カタールにおいて、日本との試合を控えているスペインですが、その注目選手を紹介します。
ペドリ
ペドリのポジションはMFです。ペドリは、全般的な能力が非常に高いことで知られています。コントロール力も長けており、ドリブルでの素早い突破が注目されるでしょう。
ガビ
ガビのポジションはMFです。時には、FWとして活躍することもあります。17歳という若さでリーグに進出する実力の持ち主です。突発的な判断力が備わっており、ウイングで前線を要とするプレーを行います。
セルヒオ・ブスケツ
ブスケツのポジションはMFです。不調の時期があったものの、現在は問題なく完璧なプレーを行います。自分自身の役割を十分に理解し、思考力の優れた選手です。
フェラン・トーレス
トーレスのポジションはFWです。FW以外にもさまざまなポジションをこなすことで知られています。トーレスはその攻撃力の高さのほか、決定力や判断力も備わっており、高得点へとつなげることが可能な選手です。
ウナイ・シモン
シモンのポジションはGKです。高身長という武器を持ち前として、反射神経や決定力を活かしながら、華麗なセービングを決めます。これに加えてロングフィートの精度が高く、時にはカウンターとしての役割を果たします。
まとめ
本記事では、「スペイン代表ワールドカップの軌跡|歴代監督・注目選手を紹介」というタイトルで解説を行ってきました。
ワールドカップにおいて60年間ベスト4を塗り替えられずにいたスペインは、2010年大躍進を遂げ見事優勝を獲得しています。勢いが高まっているスペインの動向には、目が離せません。
さて、2022ワールドカップ・カタールでは、12/2 (金) にスペインVS日本がグループEにてキックオフされるため、スペイン人の注目選手を押さえつつ試合をご覧になってみてはいかがでしょうか。
