サッカーの基本戦術4パターンを徹底解説|2021年のトレンドを紹介

サッカーの基本戦術を解説

サッカー中継などで「このチームは~型のチームだ」「あの監督は~なサッカーを好む」といった話を耳にしたことはないでしょうか?実際、監督の采配一つで弱かったチームが一気に力を付けるケースは多く、それぞれのチームに戦術面での個性が存在します。

また、斬新な戦術が大きな注目を集め、強豪チームがこぞって採用するというケースも少なくありません。サッカーにおいて戦術の重要性は、日に日に高まっていると言えるでしょう。

そこでこの記事では、サッカーにおける4つの基本戦術をご紹介したうえで、それぞれのメリットやデメリットを考察していきます。戦術を知れば、一つ一つのプレーにも明確な意義が見出せるようになりますので、サッカーファンの方はぜひ参考にして下さい。

サッカー戦術のカギを握る3つの要素

サッカー戦術は各監督の意向によって決まることがほとんどですが、戦術を決定づける要因としては主に以下の3つが挙げられます。

フォーメーション

戦術の土台とも言えるのが、各チームのフォーメーションです。「4-4-2」「3-4-3」のように、それぞれディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワードの人数が定められており、これを見るだけでもチームの特徴をおおよそ把握することができます。

例えば「4-4-2」は特にオーソドックスなスタイルで、攻守ともにバランスの取れた伝統的なフォーメーションです。一方「3-4-3」は、3人もフォワードを活用していることから、かなり攻撃的なフォーメーションだと言えるでしょう。

近年ではこうしたフォーメーションの常識を覆す戦術が注目を集めていますが、それでもフォーメーションは戦術を語るうえでの大きな指標と言えます。

ボールポゼッション

ボールポゼッションとは、ボールをどれだけキープしているかというもので、サッカーでは「ボール支配率」としてパーセンテージ化されます。一般的に、ボール支配率が高い方が、試合を優位に運ぶ傾向があると言えるでしょう。

そのため、いかに相手にボールを渡さずにキープするかというポゼッションは、戦術を語るうえで外せない要素です。ボールを長くキープすれば、それだけ試合を自分たちの思うように組み立てることができるのです。

各国代表の伝統と歴史

各国代表やチームに昔から残る伝統が、戦術に大きな影響を与えることも少なくありません。例えばイタリア代表には、「カテナチオ」とも呼ばれるように堅実な守備を重んじる伝統があります。また、ドイツ(ブンデスリーガ)やイングランド(プレミアリーグ)の強豪チームは、古くからロングボールによるカウンター攻撃を重んじてきたという歴史も存在します。

こうした伝統や歴史を監督がガラリと変えることもありますが、国民やサポーターの理解を得ることは決して簡単ではありません。

サッカーの攻撃における2つの基本戦術

それでは具体的にどのような戦術が存在するのか、まずは攻撃面での基本となる2戦術をご紹介しましょう。

相手の守備を崩す「ポゼッション型」

一つ目は、ボール支配率を高めながら試合を組み立てていく「ポゼッション型」ショートパスで細かく相手の陣形を崩していくのが基本で、バルセロナ(スペイン)やオシム監督時代の日本代表などがこれに該当します。細かいパスをつなぐために相手にボールを奪われるリスクは減りますが、それだけ高度な足元のテクニックが必要となります。また、ボールに関っている選手だけでなく、周りの選手が流れに沿って動く流動性も大きなカギとなるでしょう。

サッカーファンとしても見ていてワクワクするようなプレーが多く、チーム内で互いに連動しあえば、サッカーにより「芸術性」を持たせることができます。

カウンターを狙う「カウンタ―型」

もう一つは、ボールを奪ったらすぐに前線にボールを蹴りこむ「カウンター型」相手の守備体系が整う前にロングパスを入れるため、どれだけボールポゼッションが低くても一つのチャンスで決定的なチャンスにつなげることができます。場合によっては「リアクションサッカー」と呼ばれることもあり、代表例としては、レアルマドリード(スペイン)やドイツ代表などが挙げられます。

カウンターを成功させるためには、ロングパスを受け取るための高さやフィジカルの強さ、相手の裏を突く素早さなどが欠かせません。特に、ロングパスを受けるフォワードにスピードスターがいると、相手にとっては非常に嫌な存在となることでしょう。

サッカーの守備における2つの基本戦術

続いて、守備面での基本戦術を2つご紹介しましょう。「トータルフットボール」という言葉があるように、フォワードにもディフェンスが求められるのが現代サッカーの主流です。

ボールを奪いに行く「ハイプレス型」

一つ目は、ボールを奪われたらすぐに相手にプレッシャーをかけていく「ハイプレス型」ボールを奪い返すことができれば高い位置で攻撃を再開でき、得点のチャンスを大きくできるのが最大の魅力です。相手チームがポゼッション型の攻撃を目指すチームなら有効ですが、カウンター型を目指すチームだと簡単に自陣の裏を取られてしまうため、決して効果的とは言えません。そのため、攻撃陣はディフェンスをしつつも、最終ラインのディフェンダーはしっかりと自陣に戻ることが重要と言えるでしょう。

自陣に戻る「リトリート型」

もう一つは、ボールを奪われたらすぐに自陣に戻る「リトリート型」相手の攻撃に備えて守備体系を整えることができ、万全の状態でディフェンスに臨むことができます。リトリート型を徹底すればカウンター攻撃にも対応しやすくなり、数的不利な状況になることも減るでしょう。しかし、相手チームにも攻撃を組み立てる時間を与えてしまうため、それだけボールポゼッションは低下する傾向にあります。

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サッカーの基本戦術は大きく4種類 | メリット・デメリット比較

攻撃における「ポゼッション型」「カウンタ―型」、守備における「ハイプレス型」「リトリート型」を掛け合わせると、サッカーの基本戦術は以下の4つのパターンに分類することができます。

サッカー戦術4種類のメリット・デメリット

ポゼッション型×ハイプレス型

ショートパスにより攻撃を組み立て、ボールを取られたらすぐにボールを奪いに行く「ポゼッション型×ハイプレス型」。4つの戦術の中では最もボールポゼッションに優れており、自分たちのペースで試合を組み立てやすくなります。

しかし、相手の優秀なディフェンスを崩すということは決して簡単なことではありません。そのため、ハイスピードなパスやトラップ、スペースを作るための他選手の動きなどが重要になってきます。高度な個の力と徹底したチームワークが必要とされるため、各国トップリーグでもポゼッション型×ハイプレス型を採用するチームは決して多くありません

ポゼッション型×リトリート型

細かいショートパスにより攻撃を組み立てつつも、相手ボールになったらすぐに自陣に戻る「ポゼッション型×リトリート型」サッカーにおいては非常にオーソドックスな戦術で、実際この戦術を取り入れるチームが圧倒的多数と言えるでしょう

守備面でのリスクヘッジを最優先に行うため、堅実に試合を展開できるのが大きな魅力です。そのため、大量失点や大量得点につながることもほとんどありません。ただし、自陣から細かいパスでつなぐため、一つのパスミスが命取りになるというリスクも存在します。

カウンタ―型×ハイプレス型

ロングパスで一気に攻め込み、ボールを取られたらすぐに奪い返しに行く「カウンタ―型×ハイプレス型」。前線の長身選手にボールを蹴り込み、セカンドボールを拾うことでビッグチャンスにつなげることができます。

また、試合の大半を敵陣でプレーできるというのも大きなメリットでしょう。ボールを自陣からできるだけ遠ざけることで、常に相手より優位に立って試合を進めることができます。リバプール(イングランド)に代表されるように、この戦術を採用するチームは各国のトップリーグでも結果を残しています

カウンタ―型×リトリート型

ロングパスで攻め込みつつ、ボールを奪われたらすぐに自陣に戻る「カウンタ―型×リトリート型」。4つの戦術の中でボールポゼッションは最も低くなりますが、同時に最も守備に重きを置いた戦術だと言えるでしょう。

弱小チームが格上のビッグクラブと対戦する際や、とにかく失点数を少なくしたいときなどに用いられる戦術で、「一番面白くない戦術」と評価するファンも少なくありません。緩急がはっきりとしたスピーディな展開が魅力ですが、運動量が多くなるため選手が疲れやすいというデメリットも存在します。

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現代サッカーにおける最先端トレンド戦術

基本の4戦術を紹介したところで、ここからは現代サッカーにおける最先端のトレンド戦術を3つご紹介しましょう。

左右非対称の「アシンメトリー戦術」

一つ目の「アシンメトリー戦術」とは、文字通り左右非対称のフォーメーションを用いること。本来フォーメーションは左右対称になるように組まれていますが、これをあえて崩すことによって、数的優位を作りやすくなるというメリットがあります。バルセロナ(スペイン)が採用したことで、このアシンメトリー戦術は世界的なトレンドとなりました。攻撃面と守備面の両方に取り入れることができ、上手く活用すれば集中的かつ迫力のある攻撃や守備につなげることができます。

4バックが基本の「偽5バック戦術」

二つ目は、形式上は5バックなのに実質は4バックとなる「偽5バック戦術」。5バックのうちの一人がボールプレスにいくことで、堅固な守備と前線からのプレッシングを併用することができます。こちらもやはりスペインで生まれた戦術で、現在スペインの強豪チームの多くがこの戦術を採用しています。相手にプレッシャーをかけるだけでなく、パスコースを消すこともできるため、しっかりチームに浸透させることができれば守備力は大きく向上するでしょう。

サイドを活かすための「偽9番」

バルセロナ(スペイン)のメッシをはじめ、背番号9番の選手に注目したトレンド戦術が「偽9番」。そもそも9番と言えばゴールを狙いに行くストライカーですが、この9番があえて中盤にボールをもらいに行くことが、この戦術の基本となります。これにより敵陣のディフェンスが引き寄せられ、両サイドに大きなスペースが生まれます。このスペースにウィングや味方MFが走りこめば、一気に決定的なチャンスを演出することができるのです。

戦術を知ればマニアックな目線でサッカー観戦を楽しむことができる

サッカーの基本戦術や最先端のトレンドをご紹介しましたが、一概に「どの戦術が優れている」と言うことはできません。それぞれチームや選手の適正があるだけでなく、試合展開によって戦術を変えることも時には必要とされます。

しかし同時に、監督やチームによって好みの戦術があるのも事実です。それぞれのチームがどのようなサッカーを目指しているのかが分かれば、よりマニアックな目線でサッカー観戦を楽しむことができますので、これからはぜひサッカーの戦術にも注目してみてください。

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