レスター優勝の倍率は5001倍の奇跡|ミラクルレスターを振り返る

レスター優勝の倍率は5001倍の奇跡

レスターが倍率5001倍の中でプレミアリーグ優勝という大偉業を成し遂げた2015/16シーズン。イングランドはもちろんのこと、元日本代表の岡崎慎司選手が所属していたこともあり日本でもレスター・シティの優勝は多きな盛り上がりを見せました。イギリスではブックメーカーという200年以上も続くギャンブル文化があり、サポーターたちはプレミアリーグに毎試合賭けて応援しています。このレスターに付いた倍率5001倍のチームが優勝するというのはブックメーカー史に残る大事件で、50年や100年先でも偉業としてイギリスでは語り継がれていくことは間違いありません。この記事ではレスター・シティが優勝を果たした2015/16シーズン、レスターが倍率5001倍のオッズで優勝したことがどれだけ凄い出来事であったかを紹介し、振り返りたいと思います。

レスター優勝倍率5001倍のシーズンを振り返る

レスターが倍率5001倍の優勝を果たした2015/16シーズンは2015年8月8日に開幕しました。前年のチャンピオンで名将ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーが引き続き優勝候補。対抗としては得点王セルヒオ・アグエロ擁するマンチェスター・シティ、優勝に向け補強をしたマンチェスター・ユナイテッド、前年3位のアーセナルなどが挙がっていました。しかし、優勝候補とされたチェルシーは二桁順位に低迷しモウリーニョを解任。第1節から首位を守っていたマンチェスター・シティ、20節で首位に立ったアーセナル、常に好位につけたトッテナム・ホットスパーと共に優勝争いに加わったのがレスター・シティでした。

ブックメーカーの倍率5001倍というオッズが示す通り、開幕前には全く優勝候補に挙がらなかったレスター。前年は最終的に14位でシーズンを終えたものの、中盤は常に最下位にいたチームなわけですから優勝候補になるわけがないのです。しかし、好スタートを切ったレスターは7節で一度8位に沈むも、13節で初めて首位に立ちます。アーセナル、マンチェスター・シティ、トッテナムといったチームがすぐ後ろに迫りプレッシャーを受けていたものの、23節で再び首位に立ってからは一度もその座を譲ることなく優勝。倍率5001倍の奇跡を見事に成し遂げたのです。2015/16シーズンのレスター優勝倍率5001倍の奇跡については、レスター・シティの公式が発表しているLeicester’s 2015/16 Title Win In Numbersという記事に詳しく記載されているので、ご参考にどうぞ。

レスターの倍率5001倍が奇跡とされる理由

ブックメーカーにあまり馴染みのない日本ではレスター優勝倍率5001倍と聞いてもあまりピンとこないと思いますが、なぜレスター奇跡と言われているのかを紹介していきたいと思います。ブックメーカーではユニークなオッズが公開することも多々ありますが、2015/16シーズン当時は、「ネッシーが実在する」というオッズが501倍、「エルヴィス・プレスリーが実はまだ生きている」というオッズが2001倍で公開されていました。ネッシーに関してはネス湖の未確認動物とされ、撮影に成功したというニュースも定期的に出るので信じている方もいるかと思いますが、エルヴィス・プレスリーに関しては1977年に亡くなっているわけですから、どれだけユニークかつ冗談めいた賭けであるかが分かります。しかし、レスター優勝の倍率5001倍はエルヴィス・プレスリーの存命の2.4倍、ネッシーの存在よりも10倍近く可能性として低いと考えられていたわけです。確かに、世界最高峰と言われるプレミアリーグにはビッグ6と言われる欧州の強豪チームが所属し、それ以外のチームが優勝するのは不可能と考えられています。それを実現したわけですから、これは間違いなく”奇跡”と表現しても過言ではありません。

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レスターの高倍率が引き起こしたブックメーカーの危機

レスターに倍率5001倍のオッズを設定したブックメーカーですが、奇跡の優勝によって大打撃を受けることになります。これはブックメーカー史に残る事件となったので、レスター優勝倍率とブックメーカーの関係性について詳しく解説していきたいと思います。

ブックメーカーが5001倍のオッズを付けた理由

ブックメーカーというのは日本の競馬などとは違い、パリミチュエル方式を採用しているわけではありません。決まったパーセンテージを控除率として引いておらず、誰も賭けていない状況でもオッズを公開しています。胴元とプレイヤーのフェアな関係が魅力の一つであると同時に、オッズをコントロールしながらプレイヤーに賭けさせて設けることで莫大な収益を得ています。レスター優勝に倍率5001倍のオッズをブックメーカーが設定したということは、「これだけ高いオッズを設定しないと誰も賭けてくれない」とブックメーカーが判断したということになります。

大波乱により億単位の払い戻しが迫る

英ブックメーカーの老舗として知られるウィリアムヒルによると、5001倍の時点で25人が賭けていて、総額は58ポンド(10000円弱)だったそうです。シーズンも終盤に差し掛かり、レスター優勝が現実的になるとブックメーカーは多額の支払いを避けるために動かなければいけませんでした。賭けているプレイヤーの人数にもよりますが、200万ポンド(約3億5000万円)程の支払いが予想されるブックメーカーもありました。ウィリアムヒルやbet365のような大手であればその支払いも可能ですが、規模の小さなブックメーカーにとっては破産危機となります。

キャッシュアウトを提案する異例の事態に

アーセナルやトッテナムがすぐ後ろに迫っていたこともあり、ブックメーカー各社は途中で賭けを降りて現時点での順位に応じた支払いを受けられるキャッシュアウトを賭けていた人に普段より高いオッズで提案するという異例の事態となりました。簡単に説明すると「5001倍を手に入れられる可能性もあるけど、ゼロになる可能性もある。もし賭けを棄権してくれたら2500倍で支払いますよ?」というような提案です。レスターが優勝できない場合はゼロになるわけですから、プレイヤーによっては悪い話ではありません。もちろん、それを受け入れるプレイヤーも多かったようですが、最後まで愛するチームの優勝を信じて降りなかった人もいたようです。

奇跡の倍率で優勝したミラクルレスターを振り返る

5001倍の倍率で優勝した2015/16のレスター・シティの選手たち、通称ミラクルレスターのメンバーを紹介します。

  • クラウディオ・ラニエリ(監督)
  • カスパー・シュマイケル(GK)
  • ベン・ヘイマー(GK)
  • マーク・シュウォーツァー(GK)
  • ウェズ・モーガン(DF)
  • ロベルト・フース(DF)
  • ダニー・シンプソン(DF)
  • リアム・ムーア(DF)
  • マルチン・ヴァシレフスキー(DF)
  • クリスティアン・フクス(DF)
  • ダニー・ドリンクウォーター(MF)
  • マッティ・ジェームズ(MF)
  • アンディ・キング(MF)
  • マーク・アルブライトン(MF)
  • ダニエル・アマーティ(MF)
  • エンゴロ・カンテ(MF)
  • ジェフ・シュルップ(MF)
  • デマライ・グレイ(MF)
  • ネイサン・ダイアー(MF)
  • リヤド・マフレズ(MF)
  • ギョクハン・インレル(MF)
  • ジェイミー・ヴァーディ(FW)
  • 岡崎慎司(FW)
  • レオナルド・ウジョア(FW)

2015/16シーズンで優勝を果たしたメンバーですが、年間最優秀監督にラニエリ、プレミア年間最優秀選手とPWA年間最優秀選手にジェイミー・ヴァーディ、PFA年間最優秀選手にマフレズが輝きました。また、モーガン、マフレズ、カンテ、ヴァーディの4人が年間ベストイレブンに選出されています。確かに奇跡として語り継がれていますが、忘れてはいけないのは選手たちのその後の活躍です。ヴァーディは2019-20シーズンに23ゴールを決めるなど毎年2桁得点を叩き出すイングランドを代表するFWとしての地位を確立しましたし、マフレズはマンチェスター・シティで、カンテはチェルシーでレギュラーとして活躍するなど、ミラクルレスターは間違いなく個人のレベルも高かったことが証明されています。どうしてもFWはヴァーディの功績ばかりが注目されますが、ラニエリ監督も認めている通り、岡崎慎司選手の前線からプレスをかけるハードワークはレスター優勝に多大な貢献をしました。レスターの町ではミラクルレスターの選手は英雄として扱われており、もちろん岡崎選手もその一人です。

レスター奇跡の倍率優勝に貢献したオーナーの死

2018年の10月28、レスター・シティのオーナーを務めるヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏がヘリコプターの墜落事故でこの世を去りました。スリヴァッダナプラバ氏はレスターの試合をホームであるキングパワー・スタジアムで観戦後、隣接する駐車場から離陸した直後に墜落して炎上。搭乗していた5人全ての死亡が確認されました。スタジアムの前には多くのサポーターが集まり多くの花束や、チームカラーとスカーフが置かれていました。

選手やサポーターは悲しみに打ちひしがれていましたが、これは同時に2015/16シーズンの優勝がどれだけ特別なもので、偉大な功績であったかを再認識できる出来事でもありました。レスターを負債から救うだけでなく、キングパワースタジアムを大幅リニューアルしたり、サポーターにプレゼントを配ったり、選手全員にBMWをプレゼントするなど、選手やサポーターのモチベーション管理面でも素晴らしいオーナーでした。彼がいなければ絶対にレスターの倍率5001倍という奇跡の優勝はあり得なかったはずです。レスター・シティは2019年にウィチャイ・シーワタナプラパー記念公園というオーナーの冠を付けた公園をオープンしました。

ブックメーカーでレスター5001倍の感動を再び

レスター優勝で5001倍のオッズを的中させた人が実際にいることは当時の日本でもニュースとなり、この出来事がキッカケで日本でもブックメーカーが広まりました。今では日本でも多くのプレイヤーが欧州サッカーやJリーグに賭けて楽しんでいます。世界中のリーグ戦やカップ戦に全試合賭けられるわけですから、サッカーのサポーターにとってはたまらない娯楽です。優勝の可能性が低いとされているチームのサポーターには、是非ともレスター優勝の奇跡を再び期待して賭けを楽しんでいただきたいですね。ただ、ブックメーカーは世界中にたくさんあり、中には信頼度の低いライセンスで運営している企業や評判の悪い会社があるのも事実です。大切なお金を預けるわけですから、そういったブックメーカーは絶対に避けるようにしてください。当サイトではブックメーカーを運営する企業を調査し、実際に担当者と会って本当に信頼できると判断したブックメーカーのみを掲載しています。何かトラブルが起きた際には間に入ってサポートさせて頂きますので気軽にお問い合わせください。それでは最後にサッカーが好きな人にお勧めのブックメーカー3選を紹介して終わりたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

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