eスポーツの人気ジャンル「TPS」とは?主要タイトルを徹底解説!

世界中で大流行しているeスポーツの中でも、フォートナイトPUBGといった超有名タイトルを筆頭として高い人気を誇っているジャンルが「TPS」です。少し前まではPCゲームの印象が強かったTPSですが、現在はスマホやCS機など様々なプラットフォームでTPSジャンルのタイトルがリリースされており、年齢・性別に関係なく多くの人々を熱中させています。

そんなTPSですが、具体的なゲーム内容はどういったものなのでしょうか?この記事では、eスポーツの人気ジャンルである「TPS」とはどのようなゲームなのか、注目のタイトルと共にわかりやすく解説します。

eスポーツの人気ジャンル「TPS」とは?

TPSとは、ゲームのジャンルの1つを指す用語のことです。どのようなゲームジャンルなのか詳しく見ていきましょう。

TPSとはサード・パーソン・シューティングという意味

TPSとはサード・パーソン・シューティング(Third Person Shooting)の略で、自分のキャラクターを俯瞰(第三者視点)で操作して進行する3Dシューティングゲームという意味です。海外ではサード・パーソン・シューター(Third Person Shooter)と呼ばれることもあります。

TPSの魅力

TPSの魅力はシューティングゲームならではの臨場感と、キャラクターを操作する際の快適性が両立されている点にあります。TPSでは俯瞰で操作するため、プレイヤーは思い通りにキャラクターを動かしやすく周辺の状況も容易に把握することができます。

また、操作キャラクターを自分で見ることができることからアバター要素に力を入れたタイトルも多く、自分のキャラクターを好きに着せ替えてプレイするといった楽しみ方ができるのもTPSの魅力です。

FPSとの違い

TPSとよく似たゲームジャンルに「FPS」というものがあります。FPSとはファースト・パーソン・シューティング(First Person Shooting)の略称で、画面上のキャラクターを本人の視点(一人称視点)で操作する3Dシューティングゲームのことを指します。

代表的なFPSタイトルには「CS:GO」「Call of Duty」などがあり、まるでプレイヤー自身がゲームの世界へ入り込んだかのような没入感を味わえるのが特徴です。どちらも非常に人気のあるゲームジャンルですが、日本で開発されるゲームタイトルにはジャンル関係なく第三者視点のものが多いため、初めてシューティングゲームの触れる方はFPSよりもTPSの方が馴染みやすいと一般的には言われています。

TPSゲームに求められるスキル

単純にプレイするだけでも楽しいTPSですが、どうせなら勝利して試合を楽しみたいものです。続いてはTPSをより楽しむために必要なスキルを2つ紹介しましょう。

エイム能力

エイムとは「狙う」という意味の言葉で、シューティングゲームでのエイム能力とは相手に照準を正確に合わせるスキルのことを意味します。TPSではより多くの敵を撃ち倒したプレイヤーが勝利となる場合が多いので、試合に勝つにはこのエイム能力は必要不可欠です。

エイムには繊細な動きが必要となるため地道な努力をせねばならず、初心者の方にはかなり難しく感じるでしょう。ですが、逆に言えば繰り返し練習をすれば必ず身につけることができるスキルでもあります。ほとんどのゲームには練習モードが用意されていますので、上手く活用してみるといいでしょう。

立ち回り判断力

TPSでは周りの状況を把握しやすい分、相手の動きに合わせた瞬時の立ち回り判断力が重要となります。例えば、「前方に敵が見えているが、後方にも敵がいるので挟まれないように一時撤退する」といった具合です。

TPSの立ち回りではとにかく落ち着いて行動することが求められますので、常に敵の位置や周りの状況などの情報を収集して余裕のあるプレイを心がけましょう。

eスポーツに採用されている主要なTPSタイトル

次にeスポーツに採用されている主要なTPSタイトルを6つ紹介します。

  • フォートナイト
  • スプラトゥーン
  • PUBG
  • 荒野行動
  • World of Tanks
  • World of Ships

フォートナイト

フォートナイトはEpic Gamesが提供しているバトルロイヤル形式のオンラインゲームです。2017年のリリース直後から爆発的な人気を誇り、現在では全世界に2000万人以上のプレイヤーを抱えるTPSジャンルの代表的なタイトルとなっています。

最大の特徴は「建築」と呼ばれるゲームシステムで、プレイヤーはマップ上で手に入れる資材を用いて自分が有利に立ち回れるよう壁や階段といったオブジェクトを建設することができます。フォートナイトでは建築を制すものが試合を制すと言われており、プロプレイヤー同士の試合ともなると想像もつかないハイレベルな建築合戦が繰り広げられます。試合の様子はTwitchやYouTuberなどで観ることができ、毎回視聴に集まった多くのファンを沸かせています。

スプラトゥーン

スプラトゥーンは任天堂から発売されたNintendo Switch向けのTPSタイトルです。プレイヤーは可愛らしいイカ達を操作してインクを装填した水鉄砲を使って戦います。カラフルでポップなデザインのキャラクターがマップを駆け巡る姿は、これまでのTPSにはなかった「可愛い」という印象を抱かせてくれ、年齢性別関係なく楽しむことができます。

試合は4対4のチーム戦で行われ、様々なルールで勝敗を争います。スプラトゥーンの最大の特徴は「塗り」と呼ばれるシステムで、プレイヤーはマップ上の壁や床を自分のチームカラーのインクで塗りつぶすことができます。塗りつぶしたインク上では素早く泳いだり中に潜って身を隠したりといった行動ができるようになり、上手く利用することで試合を有利に運ぶことができます。

単純明快なルールとポップな世界観で幅広い世代に人気のある本作は、2022年にシリーズ最新作である「スプラトゥーン3」の発売も予定されており今後ますます盛り上がりが期待できるタイトルとなっています。

PUBG

PUBGは世界中で人気を博しているバトロワゲームのパイオニアとなったタイトルです。 2017年に配信が開始されるとすぐさま大きな話題を呼び、当時はまだ馴染みのなかった「バトルロイヤル」というゲームジャンルを広く普及させました。

PUBG自体をプレイしたことがない方でも、「ドン勝」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。これは、PUBGで勝利した際に表示される「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!」というフレーズが元となっており、バトロワで勝利することを「ドン勝」と呼ぶ言い回しが当時流行したため多くの人に広まりました。

リリース当初はPCのみでプレイ可能でしが、現在はPS4やXbox、スマホなどでもプレイが可能となっています。多くの新作バトロワがリリースされている現在でも変わらず一定の人気を維持しており、ブームの火付け役でありバトロワの金字塔と言えるタイトルです。

荒野行動

荒野行動はスマホで大人気のTPSバトルロワイヤルゲームで、同じマップに降り立った100人のプレイヤーの中で最後の1人または1チームになるまで戦います。2017年にリリースされた荒野行動は、上記で紹介したPUBGに似たゲームシステムをスマホで楽しめるとして大きな話題になりました。

むしろ話題だけでは収まらず、ゲーム内の様々なコンテンツやコンセプトがPUBGと酷似していたことから一時はPUBG Corporationとの訴訟問題にまで発展しました。現在は両者の間で和解が成立しており、荒野行動はスマホでカジュアルに遊べるバトルロワイヤルゲームという立ち位置で、学生を中心に人気を集めています。

荒野行動の特徴はスマホでのプレイに最適化されたUIにあり、始めからスマホで遊ぶことを前提として作られただけあって物理ボタンがなくとも快適にプレイできます。また、全体的に初心者向けにデザインされていることも荒野行動の特徴で、距離に応じた威力減衰や銃弾の偏差がないなど、他のシューティングに比べて敵を倒しやすい設計となっています。現在ではスマホだけでなくPCやPS4、Nintendo SwitchといったCS機でもプレイが可能ですが、やはり荒野行動の利点を最大限に活かすことができるスマホでのプレイが最も人気です。

World of Tanks

World of TanksはWargaming.netが運営するオンラインゲームです。 装甲戦闘車両を題材としており、2011年にリリースされました。試合は15対15に分かれて行われ、プレイヤーは戦車を操作して敵戦車の破壊や拠点の占領を目指します。使用する戦車は実在するモデルを忠実に再現しており、作り込まれたリアルなグラフィックと相まって迫力満点の戦闘を体験することができます。

また、超信地旋回(その場で旋回)や信地旋回(片輪だけで旋回)といった細やかな違いや、装甲を銃弾が貫通する際の概念などもしっかりと再現されており、戦車好きも納得のクオリティとなっています。

当初はPCでのみプレイが可能でしたが、現在はPS4/Xbox向けの「Console」、モバイル版の「Blitz」がリリースされています。どちらも本家をただ移植しただけではなく、操作システムや用意されているゲームモードが異なっていたり、シングルプレイモード「War Stories」といった独自の要素が追加されていたりとPC版をプレイしたことがない方でも楽しめるようになっています。

World of Ships

World of ShipsはWorld of Tanksと同じくWargaming.netが運営している、軍艦による海戦をテーマにしたオンラインゲームです。最大12対12でのチーム戦で試合が行われ、プレイヤーは1つの船艇の船長として船を操作し、敵艦の撃破や拠点の占領を目指します

World of Ships同様リアルなグラフィックスを用いた臨場感あふれる海戦を体験することができ、日本・アメリカ・ドイツ・イギリス・フランスといった国の200隻以上の中から好みの船艇を選ぶことができます。ゲームでは海戦の中でも戦闘局面のみを切り取って再現しており、本来の海戦では最も重要とされている索敵の段階は簡略化され、すでに敵味方の位置が大まかにわかった状態から戦闘開始となります。

海の上での戦闘ということもあり、他のTPSと比べてゆったりとしたテンポで試合が進むのがWorld of Shipsの特徴です。2015年にPC版の配信が開始され、2018年にモバイル版の「World of Ships Blitz」2019年にPS4/Xbox向けの「World of Ships Legends」がリリースされています。

TPSタイトルのeスポーツ大会賞金ランキング

eスポーツ競技で高い人気を集めているTPSですが、開催される大会の規模はどれくらいなのでしょうか?ここでは、FPSタイトルの大会での賞金総額ランキングを紹介します。なお、賞金総額の数字は世界中のeスポーツ大会の賞金を掲載しているEsports Earningsを参照しています。

  1. フォートナイト(賞金総額:約110億円)
  2. PUBG(賞金総額:約36億円)
  3. World of Tanks(賞金総額:約4億円)

TPSジャンルでは、1位のフォートナイトが賞金総額約110億円と頭一つ抜けた規模となっています。フォートナイトの大会は大規模なものが多く、賞金総額が32億円を超えた2019年の世界大会では、「ソロ」「デュオ」だけでなくプロとセレブがタッグを組む「PRO-AM」という部門も開催され大きな注目が集まりました。この大会には全世界から4000万人以上のプレイヤーが参加し、「PRO-AM」には日本からは三代目J SOUL BROTHERSのEllyさん、モデルのアレクサンダーさんが参加しました。

2位にはバトロワブームの先駆けとなったPUBGがランクインしています。PUBGではモバイル版の「PUBG MOBILE」でもeスポーツが盛んに行われており、2020年にはNTTドコモがeスポーツ事業への参入と、賞金総額3億円の「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」を2021年2月より開催することを発表し国内で大きな注目を集めました。

まとめ

この記事では、eスポーツの人気ジャンルである「TPS」について、どのようなゲームなのかといったところからTPSの魅力、注目のタイトルまで解説しました。

TPSはFPSのようなシューティングの臨場感と三人称視点による操作の快適性を両立したゲームジャンルです。また、自分のキャラクターを俯瞰で見れるため、好みの見た目に着せ替えるといった試合以外の楽しみ方ができるゲームジャンルでもあります。日本には昔から三人称視点のタイトルが多いため、初心者の方はFPSよりもTPSの方が親しみやすいと言われています。もし気になるタイトルがあれば、この機会に実際にプレイしてみてはいかがでしょうか。

なお、当サイトではeスポーツで人気の「ブックメーカー各社の評価・ランキング」を忖度なしで公開しています。そちらもぜひご覧になってください。