「ブックメーカーと税金」。日本でも認知度が高まり、多くの人がブックメーカーを楽しむようになりましたが、このテーマについて深く知りたいというプレイヤーは多いのではないでしょうか。「お金は順調に増えているけど、これには税金がかかるの?」「楽しんでいるけど収支はマイナス。だから税金は関係ないよね?」そうですよね。情報は少ないし、不安になる気持ちは私もよく分かります。
確かにブックメーカーは時間や場所を問わず、手軽に遊べるのが魅力の一つ。自宅で、職場で、通勤の電車内で、パソコンやスマートフォンがあればどこでも楽しむことが可能です。その手軽さから、どこか「ギャンブル」ではなく「ゲーム」として考えてしまいがちですが、払戻金を得ている以上、基本的にブックメーカーでも税金はかかります。
日本にはブックメーカーと税金に関する明確な法律があるわけではありませんが、皆さんは2013年に大きな話題となった「大阪国税局の馬券裁判」をご存知でしょうか?購入した馬券が経費として見なされるかどうかを争った裁判で、ブックメーカーを楽しむ上でも非常に参考になる前例と言えます。
被告である大阪の元会社員は、2007年から2年間で28億7000万円の馬券を購入。そして、30億1000万円の払戻金を手にしました。被告は「利益となる1億4000万円が所得となる」と主張したものの、検察側は「28億8000万円が所得額になる」として、大阪国税局が被告を起訴したのです。
裁判の結末は、被告に「懲役2か月・執行猶予2年」の判決が下されるも、「外れ馬券も必要経費」として認められました。実質、国税局の完敗と言っても過言ではない判決が下され、ギャンブル史に残る重要な裁判となったのです。この裁判を踏まえ、「ブックメーカーに税金はかかるのか?」、「どこまでが経費となるのか?」といった部分を、分かりやすく解説していきたいと思います。
目次
ブックメーカーと所得税
まずは、ブックメーカーで得た払戻金が「一時所得」なのか、「雑所得」であるのかという部分が最も重要になります。結論から言えば、僅かな例外を除いて、ブックメーカーのプレイヤーが得ている払戻金は「一時所得」としてみなされるでしょう。ここでは、難しい内容を分かり易く簡潔に説明するので、詳しく知りたい方は必ず国税庁の公式HPを確認するようにしてください。
一時所得とは?
営利目的で得られた、臨時収入のようなものを「一時所得」といいます。懸賞金や、保険金の一時金、競馬の払戻金などが該当しますね。経費として認められる範囲が狭く、一時所得を得るのに直接的に負担した部分だけが経費と認められます。
雑所得とは?
小規模の副収入や、年金、小規模の仮想通貨といった、分類できない所得のことを「雑所得」と言います。収入額-必要経費=課税対象額となり、経費として認められる範囲は一時所得よりも広いです。
ブックメーカーと税金:経費編
これまでの説明で、ブックメーカーの払戻金が「一時所得」に該当し、税金を払わなくてはならないことは分かりましたか?では、どこまでが経費として認められるかを簡単に説明していきたいと思います。
趣味・遊びとして楽しんでいるプレイヤー
ブックメーカーを趣味として楽しんでいるプレイヤーさんは、「不的中となったベット」が経費として認められません。例えば、年間で合計ベット金額が200万円、そのうち不的中が180万円、20万円が的中、合計払戻金が150万円だとします。本来であれば200万円を経費としたいところですが、残念ながら、この場合で経費として認められるのは「的中したベット額」である20万円だけとなる可能性が高いです。実際はマイナス50万円の収支なのですが、日本の法律ではこれが通用しません。
投資として楽しんでいるプレイヤー
ブックメーカーを投資として楽しんでいるプレイヤーさんも最近は増えてきましたね。投資目的でプレイしている場合、馬券裁判の前例がある以上、「雑所得」として認められる可能性も否定できません。しかし、「投資」としてベットしている証明ができないと、それは「一時所得」に該当してしまいます。例えば、「機械的にほぼ全てのプレミアリーグの試合にベットしている」、「利益を得るために不的中となったベットも絶対に必要」といった、「投資」である明確な証明が必要なのです。「投資」としてブックメーカーをプレイしている方は一度、専門家に納税の相談をされることをオススメします。
ブックメーカーと確定申告
多くのプレイヤーが得る払戻金は「一時所得」に該当すると思いますが、「特別控除額」というものがあるので、税金を課せられるのは収益が50万円を超えた場合のみとなります。この記事を読んでいる方の中には、今、「50万円を超えているよ、どうしよう!」と焦っているプレイヤーさんもいることでしょう。
しかし、確定申告は決して面倒でも難しいものでもありません。提出する書類などはないので、確定申告の際に、一時所得の欄に金額を記入するだけで終わります。ただ、絶対に気を付けて欲しいのは、「少ない金額を故意に記入することは絶対に止めて!」ということです。国税局の調査が入ったらすぐにバレてしまうことですので、税金の申告は絶対に偽らないでください。
オススメのブックメーカー
この記事で「ブックメーカーと税金」について詳しく解説してきました。税金や確定申告と聞くと難しい話のように思えますが、「収益が50万円を超えたら申告しようね」というだけの簡単な話です。
また、世界には膨大な数のブックメーカーが存在します。中には悪質なものも多いので、正式なライセンスを持ち、信頼できる運営元のブックメーカーに登録するようにしましょう。安心・安全のブックメーカーを紹介しますので、よかったらお試しください。
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