東京オリンピックで野球が注目される理由|出場国や優勝候補を紹介
東京オリンピックを楽しみにしている人は非常に多いでしょう。 様々な種目がありますが、その中でも野球は注目されている種目の1つです。 しかしながら、東京オリンピックで野球が注目されている理由を知らない人も多いでしょう。 そこで本記事では、東京オリンピックで野球が注目されている理由を3つ紹介しています。それだけでなく、注目の優勝候補チームや注意点も解説しました。 東京オリンピックで野球を楽しみたいと考えている人は、是非最後までご覧下さい。
東京オリンピック野球の出場国
まずは東京オリンピックの野球の種目に出場する6つの国を紹介しておきます。
- 日本
- イスラエル
- 韓国
- メキシコ
2021年の2月8日時点では、4つの国しか出場枠が決まっていません。 残りの2枠は、アメリカ大陸予選と世界最終予選で決定します。特にアメリカ予選は、アメリカやキューバ、プエルトリコなどの強豪国が1つの枠を争うので、是非注目して頂きたいです。
東京オリンピック野球の試合日程と会場
東京オリンピックは出場国が6枠と、他の競技に比べても少なめです。 少ないチーム数で、どこの会場でどのような日程で戦うことになるのか確認しておきましょう。
日程
まずは試合日程を確認しましょう。開催期間は7月28日〜8月7日となっています。
- 7月28日(水)12:00〜15:00→予選リーグ
- 7月29日(木)19:00〜22:00→予選リーグ
- 7月30日(金)12:00〜15:00→予選リーグ
- 7月30日(金)19:00〜22:00→予選リーグ
- 7月31日(土)12:00〜15:00→予選リーグ
- 7月31日(土)19:00〜22:00→予選リーグ
- 8月1日(日)12:00〜15:00→ノックアウトステージ
- 8月1日(日)19:00〜22:00→ノックアウトステージ
- 8月2日(月)12:00〜15:00→ノックアウトステージ
- 8月2日(月)19:00〜22:00→ノックアウトステージ
- 8月3日(火)19:00〜22:00→ノックアウトステージ
- 8月4日(水)12:00〜15:00→ノックアウトステージ
- 8月4日(水)19:00〜22:00→準決勝
- 8月5日(木)19:00〜22:00→準決勝
- 8月7日(土)12:00〜15:00→3位決定戦
- 8月7日(土)19:00〜22:00→決勝戦
会場
東京オリンピックの試合会場は、2つのスタジアになっています。
- 福島県営あづま球場
- 横浜スタジアム
福島県営あづま球場は、高校野球やプロ野球の公式戦でも利用される大きなスタジアムになります。 横浜スタジアムはセ・リーグで活躍している横浜DeNAベイスターズの本拠地です。 福島県営あづま球場はグループステージのみで利用されて、ノックアウトステージ以降は全て横浜スタジアムで開催されます。
東京オリンピックで野球が注目されている3つの理由
それでは、東京オリンピックで野球が注目されている理由を3つ紹介します。 これから紹介する理由を知れば、さらに東京オリンピックを楽しむことができるでしょう。
2008年以来となる競技復活
野球がオリンピックの競技種目になるのは、2008年の北京オリンピック以来になります。 オリンピックから野球が外されていた理由は、世界的に見ると競技人口が少ないからです。 日本やアメリカでは非常に人気の種目ですが、ほとんどの国ではプロチームなどが作られていません。他にも野球が種目から外された理由はあるようですが、大きな要因は世界的な知名度です。 ここからが本題ですが、東京オリンピック以降に野球が種目として残っている保証はありません。 オリンピックで野球を楽しめるのは東京オリンピックが最後になる可能性もある為、非常に注目されています。
侍ジャパン優勝への期待
東京オリンピックは出場するのが6カ国だけなので、優勝できる可能性が高いです。 また、日本の野球レベルは非常に高く、国内リーグであればアメリカに次いで2番目に強いと言われています。 オリンピックでは1984年のロサンゼルス大会から優勝が遠かっていますが、2000年のシドニー大会と2008年の北京大会以外ではメダルを獲得している為、優勝できる実力は十分にあると言えるでしょう。 自国開催で雰囲気なども慣れているので、日本がオリンピック制覇を期待しているファンも多いはずです。
選手の大幅変更の可能性
東京オリンピックの選手編成は、今までの日本代表のメンバーから大幅に変更される可能性があります。 理由としては、コロナウイルスによって選手のコンディション調整が難しくなるからです。 コロナウイルスでリーグが中断になり、チームでの活動も禁止されました。リーグが再開された時に、上手くコンディションが整えられなかった代表選手も見受けられます。 4月に国内リーグが開幕しますが、現在の日本代表選手の全員が万全のコンディションで活躍できる保証はありません。 チームでの活動が増えれば、クラスターが発生する可能性もあります。サッカーのJリーグで活躍しているサガン鳥栖はリーグ中にクラスターが発生して、3試合の延期とチームが活動中止になる事態に発展しました。 コロナウイルスによって選手のコンディション調整は難しくなっている為、日本代表の選手が大幅に入れ替わることも十分に考えられます。
東京オリンピック野球の優勝候補4選
それでは東京オリンピックの野球で優勝候補と言われている国を4つ紹介します。 2つの国は出場が決まっていませんが、おそらく予選を突破してくると予測しました。
韓国
韓国は、アジアの中で日本の最大のライバルである強豪国です。 2008年の北京オリンピックでは、当時の優勝候補として大本命だったキューバーを決勝で倒して優勝しました。既に東京オリンピックでの出場も決まっていて、確実に日本の前に立ちはだかる大きな壁になるでしょう。 しかしながらオリンピックの競技種目から外れて以来、WBCという野球の大きな大会では2大会連続1次ラウンドで敗退しています。過去に比べて勢いは落ちていますが、やはり優勝候補の一角といえるでしょう。
アメリカ
アメリカは2017年のWBCを制覇していて、近年で最も野球で強い国と言えるでしょう。
プエルトリコ
キューバかプエルトリコのどちらが出場国になるのか迷いましたが、近年の成績を考慮するとプエルトリコに軍配があるでしょう。 プエルトリコは、WBCを2大会連続で準優勝している強豪国になります。 オリンピックでは1988年の3位以来メダルを獲得していません。WBCでも1・2回大会は2次ラウンドで敗退しました。 近年に急激に力が付いた国なので、この勢いのままオリンピックに出場すれば優勝できる可能性は十分に考えられるでしょう。
日本
東京オリンピックの優勝候補の大本命は、やはり開催国の日本でしょう。 WBCでは全4大会でメダルを獲得している強豪校で、オリンピックでも優勝経験があります。 最近は国内リーグからメジャーリーグのチームに移籍して活躍している日本人も非常に多いです。 自国開催で他の出場国より気合いが入っていると考えると、アメリカや韓国などの強豪国を倒して優勝できる可能性は十分に考えられます。
東京オリンピックの野球で注意するべき2つのポイント
最後に東京オリンピックの野球を楽しみたいと考えている人に向けて、注意点を紹介しておきます。 これから紹介する注意点を理解して、東京オリンピックの野球を楽しみましょう。
観客数の増減
東京オリンピックの野球を現地観戦しようと考えている人は、コロナウイルスによる観客数の増減などは確認しておきましょう。 既にチケットを持っている人でも、コロナウイルスの影響で現地観戦をすることができないかもしれません。 今後の状況は完全にコロナウイルスによって左右されるので、定期的に最新の情報を得るように注意しておきましょう。
グループリーグとトーナメントの理解
野球は6チームでグループステージとトーナメントで優勝を決定しますが、他のスポーツと少し大会形式が異なります。 サッカーなどはグループステージで上位数チームがトーナメントに進出して、一発勝負で勝ち残る形式です。野球の大会の中で最も規模が大きいと言われているWBCも、東京オリンピックのサッカーなどと同じ形式になります。 しかしながら東京オリンピックの野球は、グループステージで最下位でも優勝することが可能です。 まずは下記をご覧下さい。
- グループA 3位 vs グループB 3位
- グループA 2位 vs グループB 2位
- #1 勝者 vs #2 勝者
- グループA 1位 vs グループB 1位
- #2 敗者 vs #3 敗者
- #5 勝者 vs #4 敗者
- 準決勝 #3 勝者 vs #4 勝者
- 準決勝 #6 勝者 vs #7 敗者
- 3位決定戦 #6 敗者 vs #8 敗者
- 決勝 #7 勝者 vs #8 勝者
#1を見て頂くと、グループ3位同士が戦うことが理解して頂けるでしょう。ここで勝利すれば#3に進み、そこでも勝利すれば準決勝に進出することが可能です。 負けても優勝できる可能性が残されているので、選手はモチベーションを保ちながら試合を進めることができるでしょう。
東京オリンピック野球:まとめ
本記事では、東京オリンピックの野球で注目するべきポイントや優勝候補、注意点などをまとめておきました。コロナウイルスの影響で開催が延期されたオリンピックですが、2021年の開催も危ぶまれています。しかしながら東京オリンピックが開催されれば、野球は注目されるスポーツの1つになるでしょう。優勝できるポテンシャルは十分に兼ね備えている為、1984年のロサンゼルス大会以来のオリンピック制覇を達成して欲しいですね。